問責決議案の濫用と憲法の欠陥

「問責決議案の濫用(憲法の欠陥)」

今回の民進党による恥知らずの問責決議案の濫用には呆れ果てるが、苦言を呈したい。
まずは、近畿大学OBで大阪出身の参議院議員で今年の新年会で自分が産経の松原さんに記念写真を撮って貰った東徹議員の質問を中座したこと。
次に、問責決議案の濫用。問責決議案は、内閣不信任案と異なり、内閣不信任案は、衆議院解散で対抗できるが、参議院解散できないので、とてもフェアではなく、長らく小泉内閣以降の参議院を奪われた「捻れ国会現象」で、猛威を振るって自民党政権を倒閣に追い込んできた、誤植だらけの当用憲法の中でも現実的に機能する悪文が、問責決議案で大学院生の頃から問題意識を抱いていた。これには見兼ねた京都大学の大石眞教授が、参議院カーボンコピー論を提唱して、シェイアスの言葉を用いて、二院制を潰して、捻れ国会現象を憲法改正でと水面下で唱えていた代物だが、野党だった安倍元総理と自民党による参議院奪還で、逆に菅政権滅亡に効果を発揮した。また、現状では、自民党が衆参で多数派を抑えておるので否決されるだろうが、法案成立を遅らせる戦術としては、なかなか鬱陶しさを久し振りに発揮してくれた。

 

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