「るろうに剣心〜北海道編〜」

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るろうに剣心〜北海道編〜」

るろうに剣心は、少年ジャンプで1994(平成6)年から1999(平成11)年まで連載さてた漫画。

その連載後、アニメオリジナルで描いた追憶編と星霜編が作者が賛同しないパラレルワールドとして補完されている。その作品でも剣心の死を描く「星霜編」では、剣心が梅毒に罹患しながらも、富国強兵を唱える明治政府の要望で日清戦争に向けて大陸で、日本兵を指導するが、梅毒が脳まで進行して記憶喪失で日本に帰れない状況を知己の相楽左之助に救出されて妻薫の下に辿り着くも、十字傷が消えて死に至るという壮絶な最後に賛否両論が湧いた。

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そうした展開を踏まえて、原作終了から18年を経て構想があった北海道編が始まるというのだが、キネマ版で、本編は書かないという内容からの展開である。

しかも、主人公は、志々雄真実の無限刃を受け継ぐ明日太郎ではなく、剣心というから驚きである。

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確か、原作の最後では、疲労が蓄積されて飛天御剣流は放てない。そもそも、師の比古清十郎のような恵体でなければ向いていない設定であった。

そんな設定を全て反故にして、物語は始まる。明治16年なので、4年前の神谷道場に流れ着いたのが28〜29歳なので、34歳から35歳の少年漫画主人公であり、この年齢は、こち亀両津勘吉に並ぶ。しかも、少年漫画の主人公が妻帯持ちとなったがドラゴンボール以降、そう珍しい展開でもないだろ。

流石に、剣心は、もう飛天御剣流なんて放てないはず。。。。。はず?

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理性を喪った明日太郎に問答無用で双龍閃をお見舞いしました。高野恵の誤診でしょうか?コミック最後で頬の十字傷が薄くなったという展開など無かったかのように緋村剣心は復活していました。

剣心復活!34歳で「おろっ」とか流石に言わないですよね?

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良かった点としては、月刊だけあって絵が綺麗になった。剣心のイケメンは健在。弥彦も成長した。薫など女性キャラも美人に描かれていた。要らない点は、明日太郎とか外伝のレギュラー化は必要だったのか疑問。とはいえ、最初から悟りの境地の剣心、成長した弥彦、読者の視点で育つキャラは、明日太郎くらいなので仕方ないといえば仕方ないが、息子の剣路はマスコットキャラ的な扱いなんだろうか?

#るろうに剣心
#北海道編