ホリエモンの正論

「皆さん釣られているな」

ホリエモンの「誰でもできる」は、市場の参入として容易という意味。つまり、経済の観点から公共性重視の御題目や大義名分で資格さえ取ればできるという市場の参入容易性。憲法上で職業選択の自由はあれど、ブラックジャックのような漫画を除いて、自由にできる職業など至るほどないのが実情で資格制度となっている。新卒制度も同様だろう。

そのなかでも、介護士、保育士は、資格試験としても敷居が低く容易だ。

なので、多くの人が勘違いして、適性の有無で話しているが、それと資格の容易という新規参入の簡便さは別である。例えば、大学生など日本に五万といる。Fランク大学なら誰でも入れるが、有名大学はそうもいかない。しかし、ホリエモンでなくても、誰もが大学生に容易になれることは、今更、周知の事実だろう。それを以って、大学生は誰でもなれるものではないと目くじらを立てても、これだけ大学生が溢れているご時世に新規参入の問題を唱えても無意味と同じである。

そこを履き違えて、大学生の意義を唱えても意味はない。

この人達や勘違いしてホリエモンを叩いている人は、新規参入の誰でもできる市場価値の低い仕事という意味を曲解して、敢えて、難しく批判している。ただ、そこまで尊いというのに、なぜ安月給なのか?そこの矛盾は無視して尊い仕事と思いながら低賃金で働くことに意味があるのだろうか?少なくとも、自分は、転職を勧めるし、至るほどが止むを得ず従事している場合を除いて、資格を持っていても転職している事実を鑑みたり、市場価値から給料を見れば「誰でもなれる」と失業率の事実が物語っている。

むしろ本当に直視すべきは、ホリエモンよりも、その仕事に安月給で従事している人々の自身の待遇だろう。

 

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