「陛下を語る不届き者」

 

「陛下を語る不届き者」

この詐欺師は、安倍総理を利用し近畿財務局を恫喝した不届き者。学歴及び経歴を詐称し補助金を詐取した犯罪者だ。ただ、今上陛下は、憲法改正に反対だろう。

おそらく、今上陛下は憲法改正に反対だろう。しかし、それは立憲君主制に反する。
そもそも、我が国は、明治の近代化以降、西欧から立憲主義の真髄を貫徹した。
そうした立憲君主制の確立は、日清戦争で顕著。第二次伊藤内閣は、自由民権派の開戦を求める声に押されて衆愚的な日清戦争開戦となった。その際に、明治天皇は、日清戦争に反対した。大日本帝国憲法では、「天皇統治権を総攬する」とあるが、実質は、西欧の君主同様に議会制民主制を重んじており、我が国でも議会と内閣の決定に対して形式的に裁可する立憲君主制の制約を受けた。
これにより、陸奥宗光外務大臣は、明治天皇清王朝との開戦反対の意見を握りつぶした。天皇陛下による統治権の総攬など憲法の形式文言で、実質には、立憲君主制の制約を受けていたのである。

如何に今上陛下が、憲法改正に反対しても、それを「忖度」すれば、全ての責任は、陛下に及び、なによりも、現行憲法こそが国事行為と儀礼行為以外の権能を陛下から奪っている以上、そのような忖度は、立憲君主制に反する。そして陛下が、一番そのことを理解しているのは、この他ない陛下であろう。そして、当然、この籠池の如き詐欺師に利用されることこそ苦々しく感じることは言うに及ばず。

 

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